約 1,556,287 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/816.html
328 :yukikaze:2012/02/19(日) 20 50 30 では投下。 フレーゲルが大日本帝国の使節随行員に選ばれた理由は、 一言で言ってしまえば「都落ち」以外の何物でもなかった。 元々フレーゲルは、大日本帝国との交流に対して強硬的な 意見を吐き続け、いつしか強硬派の旗頭に祭り上げられていた。 当人はそのことに満足していたのだが、如何せんそうした行動は 上層部の怒りを買うことになり、ブラウンシュバイク公ですら 庇うのが難しい情勢に陥っていた。 そうした中、フレーゲルが権勢を失いつつあったペーネミュンデ 侯爵夫人と幾たびか接触をしていたことが、上層部にとって 格好のネタとなった。 上層部にしてみれば、フレーゲルの行動は明らかに宮中の調和を 乱す行為でしかなく、処罰対象とするのに十分であった。 事ここに至って、ブラウンシュバイク公もフレーゲルの浅慮を 叱責すると共に、彼に一つの命令を下した。 曰く――― 大日本帝国の随行員として彼の地に赴き、貴族としての 誇りを今一度学びなおすこと。なお、一つでもトラブルを生じさせた 時は、問答無用で一門から廃嫡する。 まさにフレーゲルにとって最後通告であった。 これにはフレーゲルも驚き慌て、必死になって詫びると共に、先の発言の撤回を 求めたのだが、いつもは彼に甘いブラウンシュバイク公は頑としてそれを認めず 受け入れられないのならば、この場で廃嫡することを突きつけたのであった。 後にフレーゲルは知ることになるのだが、このブラウンシュバイク公の強硬な 態度は、彼が宮中で他の有力者たちから、フレーゲルの不始末のけじめをつける事 を突きつけられたからであった。 自らの浅慮な行動が叔父を追い詰めていたことを知った時、彼は初めて叔父の 情けに涙を流したという。 もっともこれは後の話であり、当時のフレーゲルがそんな事を知る由もなく、 彼の精神は荒れに荒れまくった。 これまで彼の周りにいた取り巻き達が、フレーゲルが失脚寸前であるのを知ると そそくさと逃げ出したという事実も、彼を荒れさせることに拍車をかけた。 彼と終生仲が悪かったラインハルトが、今回の一件でフレーゲルを嘲笑したことが 耳に入っていれば、恐らく彼は暴発していたであろう。 回顧録において『この時ほど、自分が『ブラウンシュバイク公爵の甥』という一点だけで 周りがちやほやしていたという事を理解したことはなかった』と、述べた程であった。 そんなわけで、大日本帝国へ出発する日の間、彼は部屋に籠っては浴びるように 酒を飲んでいた。 そうでもしなければ、やっていられなかったというべきであったろう。 周りの人間は「フレーゲル家もこれで終わりか」と、諦めの境地に達し、ブラウンシュバイク 公爵ですら、異郷で恥を晒す位ならと、処断の覚悟を決めようとしていた。 そんな時、ある1人の人物がフレーゲルを訪ねてきた。 屋敷の者達はその人物の来訪に驚きを見せるが、追い返した場合の不利益も考えて、 彼を屋敷内に通すと、不機嫌極まりないであろう屋敷の主人に、恐る恐る来客を告げる。 フレーゲルは、屋敷の者の声に不快な顔をして、来客を返すように言い放ったのだが、 その声が終わるか終らないかの内に、楽しそうな表情を浮かべながら、彼は部屋へと入ってくる。 「久しいの、フレーゲル男爵。ちと付き合え」 年代物のワイン瓶を持ち、彼―――グリンメルスハウゼン子爵は部屋へと入っていった。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1242.html
30 :パトラッシュ:2012/07/23(月) 20 26 09 <トリューニヒト・ノートについて> 自由惑星同盟最後の指導者となったヨブ・トリューニヒトについて、同時代人の評価は毀誉褒貶さまざまなものがあるが、彼の支持者と同様に彼を強く排斥する者も、その卓越した政治的嗅覚と洞察力は(多分に嫉妬交じりながら)認めていた。トリューニヒトは常に同盟市民が何を求めているか的確に読み、それがどのような結果をもたらすか冷徹に分析し、どうすれば自分はそこから最大の政治的利益を得られるのか見通すことにかけては比類ないプロであったからこそ、同盟の最高権力の座にまで上り詰めたのだ。反トリューニヒト派として知られるヤン・ウェンリー提督が「もしトリューニヒト氏が銀河帝国に生まれていれば、たとえ農奴の息子であっても皇帝すら支配する権力者になりおおせただろう」と、先輩で友人でもあるアレックス・キャゼルヌ中将に語っていたが、トリューニヒトの才能を認めていなければ出てこない発言であり、逆説的な高評価といえよう。 そのトリューニヒトがなぜ大日本帝国と内郭連合に対して、公然たる内政干渉であるトリューニヒト・ノートを政府として出したのか。これが「日銀同盟」との最終戦争を引き起こして同盟滅亡と自らの死をも招いた以上、トリューニヒトらしからぬ政治的大失敗であり、その決断理由が問われる。当時の彼は記者会見などでは政府の公式論しか述べておらず、銀河帝国軍に逮捕され「不逞なる叛乱軍どもの首魁」として処刑されるまでの間に、自ら下した決断に関する資料や発言も残しておらず、あったとしても銀河帝国側は公表していない。従っていかなる証拠や証言、証人もないが、彼がどのような思考の果てにあの決断に至ったのか、同盟末期の政治的・社会的状況から、ある程度の推測は可能である。 第一に、トリューニヒト政権成立当時、同盟の経済状況が極めて悪かったことがある。長年の銀河帝国との戦争で疲弊した同盟経済は軍事偏重の形に歪に変形し、特に民生技術は大きく遅れていた。軍隊に働き盛りの人材を取られ、その多くが戦争で死傷したため中間層・テクノクラート層が育たず、貧富の格差が拡大して消費も低迷し、財政は危機的状態に陥って久しかった。しかるに大日本帝国と内郭連合では、銀河帝国の成立期からほぼ一貫して戦争を経験せず、経済的発展に集中できる状態が続いていた。 このため、日本との交易を開始した同盟経済界はほどなく、そのあまりに大きな経済的・技術的格差に愕然とした(この点はフェザーンも同じである)。しかし、いったん高性能で低価格な日本の科学技術製品を知ると手放せなくなり、国交樹立後数年で巨額の対日貿易赤字を抱えるに至った同盟経済界には、日本との交易を続ければいずれは飲み込まれてしまうと危惧する声が高まり、いっそ日本の優れた経済力・技術力を実力で奪ってしまえという「帝国主義的な」欲望が膨れ上がっていったのだ。 31 :パトラッシュ:2012/07/23(月) 20 26 54 第二に、当時の大日本帝国と内郭連合が巨大な宇宙要塞を同盟との国境宙域に展開していたものの常備の宇宙艦隊は同盟に比べ少なく、軍事力自体は同盟の半分以下だと同盟軍部や市民に思われていた。一朝有事の際には艦隊を一挙に十倍以上に拡大できる技術力があると知らなかったためであるが、一方、同盟は帝国に比べ人口が半分以下ということもあり、百五十年に及ぶ戦争で軍事的には常に劣勢を強いられ続け、ダゴン星域の会戦とブルース・アッシュビー提督の時代を除いて負け続けていた。こうした閉塞状況を打破するため「大日本帝国を打倒してその経済力・技術力を支配下に置き、国力を増強させて近い将来に銀河帝国を滅ぼす」という、まことに自分勝手で都合のよい安易な筋書きが同盟市民の前に提示され、多くの市民が与野党を問わず夢を託したのだ。トリューニヒトも当然、いち早くそうした流れを読んで、「この世論に逆らうのは難しい」と考えたに違いない。 第三に、大日本帝国を実質的に支配する夢幻会という秘密組織の存在が、トリューニヒトが最高評議会議長に就任後まもなく知られたことがある。対日侵略政策に惹かれる経済界の支持も厚かったトリューニヒトが、「そのような要求自体が恥知らずだ」と国民をたしなめられなかったのは確かだ。もしロイヤル・サンフォード前政権期であれば逆に強く反対したであろうと推測する声もあるが、民主共和制こそ最高だと数百年にわたり教え込まれてきた同盟市民から「非愛国的な政治家」と糾弾されかねない仮定である。 当初、自由惑星同盟は大日本帝国を立憲君主国と認めて国交を樹立したが、それでもなお銀河帝国と日本を同一視する意見が、同盟市民の間には根強かった。ルドルフ大帝と銀河帝国へのアンチテーゼとして成立した同盟では、幼少時から強力な反帝国教育が実施されていたが、不利な情勢を強いられ続ける長年の戦争と毎年のように量産される戦死者が積もり積もった結果、当時の反帝国感情はアンチを通り越してヘイトの域にまで達していた。このため実質的な政治体制は異なったが同じ「帝国」を称し、しかも日本は銀河帝国打倒への協力を求める同盟側の度重なる要請を、一貫して拒否し続けた。日本側としては自分たちに利益のない他者の戦争に巻き込まれたくなかっただけだが、同盟では「結局、日本も帝政国家だから銀河帝国に心情的に味方しているのだ」と受け取る市民が多かった。憂国騎士団をはじめとする超国家主義者が、そうした考え方をネットで広めていたことは紛れもない事実であり、同盟議会でも同じ論理で対日批判を行う議員が相次いでいた。そうした時期に夢幻会の存在が知られたため、「やはり大日本帝国は立憲君主制を装った絶対主義国家だ」という短絡的な反日世論が一気に高まったのである。 32 :パトラッシュ:2012/07/23(月) 20 27 42 従ってトリューニヒト・ノートは、当時の同盟世論と政治的潮流の「幸福な結婚」の結果生まれた嫡出子なのだ。その誕生は一部を除くすべての政治家・軍人・経済人・市民に、帝国において皇太子が誕生したような喜びをもって歓迎された。トリューニヒト・ノートが日本側に提示された段階でトリューニヒト政権の支持率が最高を記録し、その内容に対して有権者の九割以上が賛成した当時の世論調査の結果が、それを証明している。 無論、トリューニヒトも同盟の完勝を無条件に確信していたわけではない。その証拠に今回、初めて公表されるが、彼は大日本帝国政府に対してトリューニヒト・ノートを提示した直後、腹心の部下であるウォルター・アイランズ駐日大使を通じて、近衛文麿首相に極秘の書簡を送っていた。その内容は以下の通りである。 『今回、自由惑星同盟最高評議会の名で大日本帝国政府に外交文書1366号(原注:いわゆるトリューニヒト・ノートの同盟側の正式名称)を送付せねばならなくなったことは、最高評議会議長として極めて遺憾である。私は初めて同盟政府特使として貴国を訪問して以来、一貫して両国の友好と平和を望んできたと断言できるし、その意志は現在も全く変わっていない。しかしながら私は国民の選挙によって権力を付託された立場にあり、国民の望む政策を拒否できる立場にはないことを日本側には理解してほしいと希望する。従って私は、今後の両国関係を円滑に進めるため、以下のような方策を提案したい。 ① 同盟政府と日本政府は、今回の件は両国の外交的・経済的関係とは別個の問題であることに合意し、今回の同盟側の要請を協議する場を中立的立場の場所に設置する。 ② 両国政府は今回の件をあくまで外交協議によってのみ議論し、軍事的方法は一切使わないことに合意する。 ③ 日本政府は同盟政府に対し、停滞している科学技術供与交渉の再開と早期の妥結を約束する』 一読してわかる通り、軍事的方法は使わないなどと述べながら、実際は軍事力を背景にした帝国主義的恫喝外交により同盟側に都合のいい形で落としどころを探ることで前述の同盟側の諸問題を解決し、同盟軍部・経済界・市民に一定の満足を与えようというのがトリューニヒトの考えであったことは明白だ。彼は最初に大日本帝国を訪れた同盟代表団を率いて天皇陛下とも会見しており、その目で日本の実力を見ている。日本の軍事力が(誤解されていたように)同盟に比べて少なくとも相当苦戦するのは確実であり、「戦争なしで実質的な利益を得られるのならば」と、政治家らしい算盤をはじいたことを証明している。この秘密書簡には長く戦争を経験していなかった日本が、同盟との全面戦争に踏み切らず自分の提案に従って落としどころを探るだろうとの判断がにじんでいる。皮肉なことに彼は、日本政府の政治的理性を信頼していたからこそトリューニヒト・ノートを出したのだ。 33 :パトラッシュ:2012/07/23(月) 20 30 02 しかし、内政面では優れた政治家であったトリューニヒトも、対日外交については同盟市民並みに無知であった。先の近衛首相宛て秘密書簡も、日本が地球時代、列強に不平等条約を強制された歴史を再現するに等しいことを理解していない明白な「上から目線」であるし、アメリカ合衆国が提示した「ハル・ノート」を受けて日本が太平洋戦争に踏み切った歴史的事実を知っていたか疑わしい。いわばトリューニヒトは意識せず、日本にとってもっとも許せない行為をしてしまったのだ。日本政府がトリューニヒト・ノートを第二のハル・ノートとみなし、即座に国交断絶と在住同盟市民の追放を通告した際、誰よりもトリューニヒト自身が驚愕で声もなかったと、彼の補佐官が一部政治家に洩らしている。日本側の宣言が報道された後、トリューニヒトが市民に冷静になるよう何度も呼びかけている事実からも、その狼狽ぶりが知れる。しかし、激高する同盟市民と軍部が戦争へと突き進む中、即時開戦に消極的態度を示したトリューニヒトは与党議員からも「対日宥和政策をとるのか」と突き上げられる羽目に陥った。いわばトリューニヒト・ノートを出す前はヒューイ・ロングであり、出した後はネヴィル・チェンバレンになってしまったのだ。 ことここに至ってトリューニヒトは、ようやく自分の致命的な外交上の失敗を自覚したに違いない。日本侵攻作戦に同盟軍が大敗し、「日銀同盟」が結ばれて二正面作戦が必至になると、日本から追放され帰国したアイランズを国防委員長に据えて直接戦争を指導したが、もはや大勢は決していた。銀河帝国軍の侵攻を前に多くの政治家や高級軍人が首都を脱出する中、トリューニヒトだけは最後まで踏み止まり、帝国軍に逮捕され処刑されるに至る。彼の胸にいかなる思いが去来したか知るすべはないが、少なくともトリューニヒト・ノートを提示した責任者である自分が、日本に亡命を認められはしないと考えていたのは明らかであり、最後は最高指導者としての責務を全うしたといえる(実際、日本はサンフォード元議長や元情報交通委員長ウィンザー女史、元国防委員長ネグロポンティ、元統合作戦本部長ドーソン大将や元宇宙艦隊参謀フォーク准将、旧同盟議会議員ら高官数百人の亡命を拒否し、彼らの乗った艦船を追い返している)。しかし、結果責任で評価される限り、彼は亡国の指導者として人類の歴史に汚名を刻み続けるだろう。現在、銀河帝国新領土総督府(旧同盟最高評議会ビル)正面に掲げられた「征軍帝」ルードヴィッヒ一世の肖像画と、旧アーレ・ハイネセン像跡に建設された巨大なルドルフ大帝像が、その証人である。 ――宙京帝国大学宇宙総合歴史研究所編著『自由惑星同盟滅亡史』第一巻序説第三節より 34 :パトラッシュ:2012/07/23(月) 20 33 16 ※先日、KY様作「日銀同盟」の勝手な続編を投稿した際、あのしたたかで有能な政治家であるトリューニヒトが「トリューニヒト・ノートを出す」などという愚挙をするものか、いろいろな意見が出ました。 そこで「なぜトリューニヒト・ノートが出されるに至ったのか」というテーマで、「あり得たかも知らない歴史」を妄想してみました。 意見があればお寄せください。なお、wiki掲載は自由です。
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/2033.html
帝国 526 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 04 17 02 ID axJV8vbp0 全帝国入場!! (実在と架空が入り乱れなのは仕様です ダルマスカ潰しは生きていた!! 更なる研鑚を積み飛空挺艦隊が甦った!!! イヴァリースの雄!! アルケイディア帝国だァ――――!!! 空中戦艦ゴリアテはすでに我々が完成している!! バトリングで兵士集め、キスレブ帝国だァ――――!!! DCSが出来しだい静脈注射してやる!! フゥ~フゥ~クワッ! 食の千年帝国だァッ!!! 騎馬民族の戦いなら我々の歴史がものを言う!! 内陸国家の逆襲 中国だって制覇 モンゴル帝国!!! 真のホロコーストを知らしめたい!! ハイルヒットラー! 第三帝国だァ!!! ただの男性なら見下される対象だが日本人男性なら家畜扱いだ!! 家畜人ヤプー イース帝国だ!!! へリック共和国対策は完璧だ!! ゾイドから ガイロス帝国!!!! 全帝国のベスト階級管理体制は私の中にある!! 指導者のドゥガチが来たッ 木星帝国!!! 植民地の広さなら絶対に敗けん!! アングロサクソンの白人至上主義見せたる 欧州の覇者 大英帝国だ!!! OH!モーレツ(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 20世紀のピュア・ドリーム オトナ帝国だ!!! 陸上装甲艦タルタロスから腹黒少佐が上陸だ!! TOAの二大大国 マルクト帝国!!! ルールの無い戦争がしたいからマスドライバー(岩塊射出兵器)を使ったのだ!! 月の軍事政権の意地を見せてやる!!ギガノス帝国!!! めい土の土産に裏切りとはよく言ったもの!! 犬顔皇帝の最期が今 浮遊大陸でバクハツする!! 魔導研究! ガストラ帝国だ―――!!! 「イナズマキック」こそがトップ部隊最強の代名詞だ!! まさかこの帝国がきてくれるとはッッ 地球帝国!!! 宇宙を制覇したいからここまで出て来たッ 登場回数一切不明!!!! SF作品のピット(名物)国家 銀河帝国だ!!! オレたちはイスラム最強ではないヨーロッパで最強なのだ!! 御存知スルタン オスマン・トルコ帝国!!! 人肉缶詰の本場は今や空の上にある!! わが国を驚かせる奴はいないのか!! 神聖ソラリス帝国だ!!! ウボァァァァァァァー説明不要!! こうてい!!! こうてい!!! パラメキア帝国だ!!! 遊星爆弾は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦侵略!! 宇宙戦艦ヤマトからガミラス帝国の登場だ!!! 国土はオレのもの 邪魔するイタリア軍は思いきり反抗して思いきり追放するだけ!! アフリカの誇りある独立国家 エチオピア帝国! 自分を試しにロシアにまで遠征したッ!! 我輩の辞書に不可能の文字は無い フランス第一帝政!!! セポイの乱に更なる磨きをかけ ”インド最後のイスラム帝国”ムガール帝国が帰ってきたァ!!! 今の自分にプライドはないッッ!! 事大主義 大韓帝国!!! ハプスブルク家の二重統治が今ベールを脱ぐ!! バルカン半島から オーストリア・ハンガリー帝国だ!!! ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 奇跡の千年国家 東ローマ帝国 分裂当時の名称で登場だ!!! 内政の仕事はどーしたッ 戦争狂の炎 未だ消えずッ!! 殺すも騙すも思いのまま!! シケリペチムだ!!! 特に理由はないッ 戦争賛美が今やタブーのは当たりまえ!! 左翼にはないしょだ!!! 日の下開山! 大日本帝國がきてくれた―――!!! ギロチン制裁で磨いた実戦恫喝!! 宇宙世紀のデンジャラス国家 ザンスカール帝国だ!!! 帝国主義だったらこの国を外せない!! 超A級軍事大国 アメリカ合衆国だ!!! 超一流文明の超一流の太陽崇拝だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 南米アンデス地方の古代文明!! インカ帝国!!! 大陸統一は始皇帝が完成させた!! 焚書坑儒で弾圧!! 秦帝国だ!!! 古きヨーロッパ覇者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ コロッセオ、水道橋、アッピア街道etcッッ 俺達は君を待っていたッッッローマ帝国の登場だ――――――――ッ 加えて帝国侵略に備え超豪華な対抗組織を4団体を御用意致しました! 民主政治の意地 共和国!! 伝統的反抗 レジスタンス!! 我関せず! 表向きは中立の自治都市! ……ッッ どーやらもう1団体は帝国に寝返ったようですが、説得に成功次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 533 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 13 42 20 ID 0eWvDx6nO 妖精帝國がはいってないぞ!グッジョブ! 534 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 14 47 14 ID v0KGSWQj0 528 シケリペチムは帝国じゃないと思うが。 535 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 15 34 53 ID mH8u3Z3f0 神聖ゼテギネア帝国を入れて欲しかった。 536 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 16 03 52 ID o9dxXrRhO 知る人ぞ知るア○ス帝国を… 537 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 16 42 23 ID t8nIVD1B0 ゲーム帝国がないないないない(残響音含む) 538 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 17 34 32 ID TxC9ij2B0 534 頭が“皇”って呼ばれているし、帝国の一種かと思ってたけど違ったのか…… 539 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 18 07 25 ID oqyY2bKnO バレンヌ帝国はどこ行ったァァァ 540 名前:水先案名無い人 :2006/07/10(月) 19 29 43 ID X9GcMp5x0 アーヴによる人類帝国、バファル帝国あたりも 558 名前:水先案名無い人 :2006/07/11(火) 01 49 02 ID ra9ZctQO0 538 遅レスすまん。 あの世界、国王の呼び方はみんな皇(オゥルォ)だから、 その理屈だとトゥスクルもクッチャケッチャもみんな帝国になってしまうね。 561 名前:水先案名無い人 :2006/07/11(火) 02 15 10 ID K6Jtu+Ll0 558 そういやそうだったか……orz コメント 名前
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/810.html
せんだいがたけいじゅんようかん 概要 日本国の旧海軍が西暦1920年代に建造した軽巡洋艦。実在した。 俗に言う5500トン型軽巡洋艦の3番目のグループである。 艦型名は「かわうち」や「かわち」ではなく「せんだい」である。 基本情報 種別 二等巡洋艦(軽巡洋艦) 命名基準 川の名前 運用者 大日本帝国海軍 同型艦 川内・神通・那珂 建造数 4(内未成1) 前級 長良型軽巡洋艦 次級 阿賀野型軽巡洋艦 要目(竣工時) 基準排水量 5195トン 常備排水量 5595トン 全長 162.15メートル(那珂は新造時162.46メートル) 水線長 158.53メートル 垂線間長 152.40メートル 最大幅 14.17メートル 垂線幅 14.17メートル 深さ 8.85メートル 喫水 常備4.80メートル ボイラー ロ号艦本式重油専焼水管缶大型8基同石炭・重油混焼水管缶4基 主機 三菱パーソンズ式高圧衝動型・低圧反動型(神通は川崎ブラウン・カーチス式高低圧衝動型)オール・ギアード・タービン4基 推進器 4軸×380rpm直径3.35メートル ピッチ3.429メートル 出力 90000shp 速力 35.25ノット 航続距離 5000カイリ(14ノット) 燃料 重油1050トン 石炭580トン又は重油1010トン 石炭570トン 乗員 川内竣工時定員446名 兵装 竣工時50口径三年式14cm砲単装7基7門40口径三年式8cm単装高角砲2門61cm連装発射管4基8門魚雷16本九三式機雷56個 搭載機 艦偵1機、滑走台1基 搭載艇 1931年時 7隻 史実 1920年、かの有名な八八艦隊計画が成立した大日本帝国では大型巡洋艦(8000トン型)4隻と中型巡洋艦(5500トン型)8隻の建造が認められた。 しかし、この八八艦隊計画では達成時には膨大な重油消費が予測された。 そのため、少しでも重油消費量を減らすために重油石炭混焼缶を増やしたため天龍型から長良型までの日本軽巡洋艦と違い4本の煙突があることが大きな特徴となっている。 当初は冒頭に述べたように8隻の建造か予定されていたが、ワシントン海軍軍縮条約の調印による八八艦隊計画の中止によって本型の建造は3隻で中止されてしまった。 太平洋戦争時には既に旧式化していたが、戦時中に阿賀野型が就役するまでは日本海軍最新鋭の軽巡洋艦であったため近代化改装も他の5500トン型軽巡洋艦よりも優先されていた。 その為、川内型は1933年以降から太平洋戦争中にかけて水雷戦隊の旗艦を務めることとなる。 同型艦 1番艦 川内 2番艦 神通 3番艦 那珂 4番艦 加古ー1922年3月17日に建造取り止め。名前は古鷹型重巡洋艦の加古に流用された。 5番艦以降 加茂・木津・名寄ーワシントン海軍軍縮条約により建造中止。太陽神の使者ではこの三隻のうち木津が登場する。 関連項目 兵器|太陽神の使い|木津 ※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント …某夜戦馬鹿と艦隊のアイドルと、二水戦の旗艦の鬼を真っ先に思い浮かべたのは俺だけ? - ドリフ提督 (2018-12-24 17 20 14) さすがにあっちの印象が強すぎる昨今。 - 名無しさん (2018-12-24 19 01 28) そう言えば木津は傷を連想させるからボツになったと聞いたが。まぁドサ(水死体)を連想させる土佐がいるからセーフか。 - 名無しさん (2019-02-17 13 46 22) 名前 ここを編集 〔最終更新日:2018年12月24日〕
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2852.html
884 :ルルブ:2015/01/18(日) 22 35 14 ネタ「戦後憂鬱・ジパング」 第一話 「邂逅」 2020年代。格差・高齢化社会に加え、経済成長の鈍化に悩む中華人民共和国は極秘裡に中東情勢へ軍事顧問団を派遣。 対米・対日・対欧関係を悪化させていく。 かたや、米国・欧州・穏健イスラム諸国を中心とした反イスラム過激派連合も「テロリスト掃討作戦」「自由の守護」を旗印に東インド洋、地中海沿岸、アラビア半島にて大規模な軍事作戦を展開。 米中の暗闘が激化し、それが地球規模で対立を招いている中、世界第二位から凋落しつつある日本。 極東に配備されて、動員が行われている中華人民共和国海軍。 その象徴が2018年に竣工したイージス艦「鎮遠」。 中国軍が独自にアメリカ海軍機動艦隊迎撃のイージス艦を実用化し建造した事を引き金に、尖閣諸島問題から沖縄帰属問題、対馬海峡対立と日本近海でありとあらゆる対立を抱えた日本も先端技術の結晶として4隻の次世代イージス艦を建艦する。 ネームシップに「せつな」、二番艦に「とわ」、三番艦に「はるか」と、刻を題材にした異例の命名基準を持つ新造イージス艦達。 そして、最後の一隻が米軍主体のインド洋大規模演習に参加する事で物語は始まる。 全ての始まりになる艦の名前。 その名を、「みらい」 と、言う。 2021年の元旦・インド洋 「角松二佐、嫌な天気ですね~」 水雷科と航海科の連中が陽気に声をかける。 日中韓三カ国の関係悪化に加え、ロシアの極東進出政策見直し、北朝鮮の独裁強化と日朝関係の複雑化が原因で陸上自衛隊は選抜徴兵を導入した。 対馬に普通科二個連隊、沖縄離島に特殊作戦群で鍛えられた部隊が各島々に中隊単位で空自と共に展開中。 空自は新型機F-35と攻撃部隊F-2を更新中。 さらに小松、那覇、北九州の基地は拡大。佐世保と舞鶴にも新型防空システムが導入され、JAXAの予算は10年前の10倍に増額。 気象観測を名目とした、対中国監視衛星の打ち上げも半年に一度のペースで始まり、米軍との交流も例年になく活発化している。 (俺たちの祖国は今や戦前と同じというわけだ。 上は中国とやりあうことを考えている・・・・その為にアメリカたちのご機嫌を取っておくということだが) そこまで現在の情勢を思って角松洋介二佐は思った。 だが、だから? (いいや、イスラム国を中心とした過激派に海上艦隊を攻撃する手段はない。中国海軍や空軍とは違って。 そう考えれば昨今稀に見る高級ボーナスがでる気楽な任務。 世界最強の艦隊のお供をするだけで名誉も金も履歴書の自己PR欄も埋められる、か) そう思った。 知らずに笑い声がでる。 「やっぱり二佐もそうおもいますよね」 非番の士官食堂での些細な会話。 昼行灯と言われている梅津一佐が聞いているが・・・・まあ、文句を言わない事を見ると許容範囲なのだろう。 そして、それは今日変わらぬ明日、昨日と変わらぬ今日が訪れる事を誰ひとりも疑っていなかった証左でもある。 人は慣れる。良くも悪くも。 人は変わる。良くも悪くも。 そして、人の想像は大概が夢幻から覚めて、現実になっていると言える。 この時、「みらい」の中でそれに思い至った者はいない。 2025年8月15日 日本政府に一通の通達が突きつけられた。 「中国政府は貴国が不当に占領する領土の返還を48時間以内に実行する事を要求する」 「上記内容が受け入れられない場合は、対日政策の一環として日本製品の関税を2割から5割まで引き上げる」 「なお、誠意の証として在日中国大使に日本国の各軍事施設の無条件査察を要求する」 外交問題による周辺諸国恫喝で国威を高め、国家を纏めていた中国だった。 日本=敵国、日本=弱腰、日本=倭人という考えがおよそ半世紀以上の長きに渡り浸透した中国で発表された談話。 それは両国の関係を極度に緊張かさせた。 そして、この日、正午の定時連絡が途絶えた自衛艦がある。 「みらい」 それは現し世から夢幻の世への旅路であった事に気が付いた者はいない。 ただひとつ言えることは、これを互いに日本・中国の謀略であると論じる強硬論者により両国はある歴史的決断を求めらた。 後に、第二次日中戦争。 そして、第三次世界大戦へと繋がる八・一五事件である 885 :ルルブ:2015/01/18(日) 22 36 47 1945年8月15日 「なにが?」 突然の横揺れ。 津波。そして確かに船は横転した。 それは覚えている。 排水量18000tの日本海上自衛隊最大級の護衛艦も大自然の猛威の前には意味がない。 人類の総力を挙げた海洋支配のための技術も意味はなかった・・・・・筈だ。 菊池は今の自分が夢でも見ているのか思っていた。 確か、インド洋にて何の前触れもなく突発的に発生したサイクロンと地震(らしきもの)の影響を受けた。 『か、艦橋が倒れます』 『慌てるな!! 持ち場を離れるな!!!』 『震度7!!!』 『緊急命令!! 傾斜回復の為にバラストタンク注水!! 急げ!!!』 『津波接近!! 第二波です!!! 高さ計測中!!!』 『だめだ!!!! 20mはあるぞ!!!』 『総員対ショック防御!! 甲板員は艦内に至急退避せよ!!!』 『津波到達まで後二分弱!!!』 『間に合いません!!!』 『こちら甲板長、全員退避しま・・・・・うぁ~~』 『角松二佐!?』 『艦長より総員に告ぐ。何かにしがみつけ。以上』 そんなやりとりがあった。 視界が暗転し、そして気がついたら何事もなく俺は艦橋に・・・・『立っていた』のだ。 そう、あれだけの傾斜、映画の豪華客船の様な横転沈没もありえた。 否、確実に横転していた。それは長年の経験でわかる。 (なのに・・・・・何故?) ふと周りを見ると更に違和感を感じる。 何か違う。 そう、何かが。 (なんだ? 何なんだ・・・・この違和感は?) そう思って誰かが空を指した。 バカみたいな顔をして。 呆けた表情で空を見ている。 (?) そして自分も愕然とする。 「た、太陽?」 「なん・・・・で?」 そう、ありえない。 あの時間は夜中。 現地時刻で20時半だった。 少なくとも時計ではそうなっ・・・・・ちがう!? 「艦長・・・・・これは一体?」 唖然とした士官にあるまじき行為だがこの時の誰もが、そう、梅津艦長も含め皆が思考を停止していた。 886 :ルルブ:2015/01/18(日) 22 46 27 違和感の正体は簡単で、明快で、そして疑いようのないもの。 自分たちの艦内時計は明らかに12時00分を「指して」いた。 慌てて確認した自分の機械式時計も同じ。12時01分に、「なった」。 明らかに陽光を浴び、何もかも穏やかなインド洋。 それから数分たったのか、航海科がGPSが使えないと報告したのを切っ掛けに次々と連絡が入る。 最大の特徴はスマート・フォンをはじめとした全電子機器でインターネットを始めとするグローバルスタンダートな衛星通信が途絶していたことだ。 幸いにも目測で現在地は確認できた。できたのだが。 「一体どういうことですか!? 予定航路よりも250海里は東。まもなくマラッカ海峡ですよ!?」 星図と海図で確認した奴が大声を上げえる。 そのくせ、コンピューターへの緊急チェックは3回全てオールグリーン。 ただ年と時間だけが違った。2025年ではなくどの計器も1945年8月15日12時を指す。 どうしたものだろうか・・・・そう呟いた角松。 それに何かを言おうとして。 観測班の一人がレシーバで連絡を入れてくる。 「前方に艦影確認。1万トン級の客船、現状を見るに半ば漂流中と思われます・・・・・どうやら本艦に対して通信を送っているようですが・・・・どうしますか?」 艦長席に座る梅津一佐はすぐに頷く。 ただ、その望遠レンズに映し出された船の姿を見て呻き声をあげたのだが。 「発光信号用意。国籍を教えられたし。本艦は日本国海上自衛隊インド洋派遣部隊所属、イージス護衛艦みらい。 それと総員第一警戒態勢へ。ただ、砲塔は回すな。ロックオンも許さん」 「艦長、仮に相手が中国艦隊であれば?」 俺は冷静に聞く。 攻撃の指揮を取るのは俺なのだから。だが。 「相手が分からぬ以上、むやみに対立する事はない。それに・・・・・撃つ気があるならもう攻撃してきている」 すぐにその所属不明船は速度を落とす。なんとか落とす、そんな感触だ。 それだけではなかった。あえて横腹を見せたのだ。しかも船長と民間人の要人らしき人間がえらくクラシックなスーツで甲板に出てくるのを双眼鏡で確認する。 「所属不明船より旗上がります・・・・つづいて・・・・電信? モールス信号受信中・・・・え?」 同期の角松がその不明瞭な言葉に苛立つが我慢した。 代わりに尾栗が叱責する。 「報告は正確に、そしてちゃんと、な」 続けて。 「も、申し訳ありません!! 読みます」 『本船はイラン帝国所属「アゼルバイジャン」号。有名轟く大日本帝国海軍先遣部隊との合流できた事に心より感謝する。 本船は只今機関に異常アリ、航行不能。巡洋戦艦ミライの回航を求む』 ここまでなら誤認で済んでしまっただろう。現実逃避も許されるかもしれない。 だが、次の一言は衝撃だった。 これは防諜の為か手旗信号である。 『本船には我がイラン帝国の特務大使の他、サウジアラビア王家のザイード王太子が乗船中。 先の日独イラン演習の疾風の活躍御見事なり。 これについて大日本帝国直轄領シンガポールに入港、大日本帝国が主催する予定の環太平洋諸国会議へのオブザーバーとして参加を希望。 ついては大日本帝国海軍インド洋派遣艦隊本隊との合流を切に願う』
https://w.atwiki.jp/asaahingaeaw/pages/701.html
諱は徳仁。御称号は浩宮。大日本帝国の皇帝としては5代目であり、第126代目の天皇に当たる。父は平成天皇。母は平成皇后。死後に令和天皇の追号を贈られるため、現在では不敬罪にギリギリ当たりそうな徳仁天皇と呼ばれたり、書かれている。 令和天皇の朝廷・令和天皇政権 イギリス王室との関係性 イギリス(正式名称はブリテッシュ連合王国)は令和天皇の代で近づいている。その大きな理由はエリザベス女王が死んでチャールズ王太子が跡を継いだからである。実はこのエリザベス女王が死ぬ前に平成天皇が退位を行い、上皇になった。なので歳は離れていてもチャールズ王太子にとっては令和天皇は先輩王族に当たってしまう。また娘である敬宮 愛子様を5親等以下の親族に当たるイギリス王族と結婚の狙いもあったとされる。なぜなら血縁上、結婚すれば日本の天皇家はイギリス王家と親族になる訳でイギリスの王族の誰かが日本の天皇家もイギリス王家の2つの地位が易々の手に入ってしまうのである。もちろん継承上、天皇家を根本的に見直す必要性もあるのだ。 フランス王室との関係
https://w.atwiki.jp/battlefield1942/pages/227.html
満州1945-Manchuria_1945- 歴史的背景 ソ連対日参戦(ソれんたいにちさんせん)とは、当時の満州国において、1945年8月9日深夜から開始された、大日本帝国の関東軍とソビエト連邦の極東ソビエト連邦軍との間で行われた満州・北朝鮮における一連の作戦・戦闘と、大日本帝国の第五方面軍とソビエト連邦の極東ソビエト連邦軍との間で行われた南樺太・千島列島における一連の作戦・戦闘、ソ連軍が圧勝した。 <Wikipediaより> Wikipedia ソ連対日参戦 戦闘の流れ 戦力 ソ連軍 陸上兵器 T-26軽戦車 T34/76中戦車 T-34/85中戦車 IS-2重戦車 SU-76自走砲 BM-13カチューシャ BM-8-24 ZIS5トラック GAZ67 37mm M1939対空機関砲 105mm榴弾砲 航空兵器 ヤゴブレフYak9 ラボーチキンLa7 イリューシンIl-2シュトルモビク 日本軍 陸上兵器 九五式軽戦車ハ号 九七式中戦車チハ 九七式中戦車改新砲塔チハ 九七式中戦車改造 12㎝自走砲 一式中戦車チヘ 三式中戦車チヌ 九四式六輪自動貨車 95式小型乗用車「黒金」 99式軽機関銃 92式重機関銃 98式20mm対空機関砲 88式75mm高射砲 一式47mm機動速射砲 三八式75mm野砲 5インチ砲台(列車砲) 8インチ砲台 航空兵器 九七式戦闘機 三式戦闘機飛燕 四式戦闘機疾風 四式重爆撃機「飛龍」
https://w.atwiki.jp/tock_t9710/pages/1554.html
架空の日本(かくうのにほん、かくうのにっぽん)では、架空の国土の状態・政治体制・社会体制・その他の国情になっている日本について述べる。 これらはフィクションの小説、特に第二次世界大戦後の冷戦初期を題材とした作品に多く登場し、日本列島・樺太・千島列島等、戦前の大日本帝国の領土を実効支配し、日本全体を領有主張する分断国家が多い。史実の朝鮮半島における米ソの対立による分断国家(朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と大韓民国(韓国))の成立と、代理戦争としての朝鮮戦争のイメージが念頭に作られるため、北(東)日本が共産主義、南(西)日本が資本主義を標榜するのが特徴で、朝鮮戦争と同時期に日本においても戦争が行われたとすることが多い。また同様に、ドイツのベルリンを念頭に置いた都市(東京や札幌が多い)の分割統治もしばしば描かれる。 しかしながら、最近ではこうした型にはまらない架空の日本が描かれる作品も多く、政治に主眼を当てた作品では『太陽の黙示録』はその典型。 日本民主主義人民共和国 日本民主主義人民共和国(にほんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく)は、主に架空戦記諸作品に登場する架空の国家或いは政権。 『征途』等、日本が朝鮮半島や東西ドイツ、南北ベトナム等の様な分断国家となった状態を描く作品に於いて、その一方がソビエト連邦等社会主義国家に占領或いは統治される等して成立した、ソビエト連邦傘下の共産主義(社会主義)国家或いは傀儡政権として登場する事が多い。また、朝鮮民主主義人民共和国に似た国家として描かれる事も多く、それに倣い北日本やDPRJ (Democratic People s Republic of Japan) が通称とされる事が多い。転じて、日本社会における社会主義・共産主義的な側面を揶揄的に表現する時に、この言葉を使う者もいるこうした設定は全く荒唐無稽と言う訳でもなく第二次世界大戦末期に日本に影響力を残しておきたいソビエト連邦が、日本の北部地域(北海道あるいは東北地方)への自軍の駐留を要求して、同じく日本における覇権を握りたいアメリカ合衆国によって拒絶されたと言われている。もしアメリカ側がこの要求を受け入れていれば、日本が南北に分割されていた可能性も否定は出来ない(詳細は日本の分割統治計画を参照)。。 「日本民主主義人民共和国」が登場する作品 『征途』(佐藤大輔) 北海道の 留萌市 - 旭川市 - 釧路市 を結ぶ線より北側と南樺太。 首都は豊原市(ユジノサハリンスク)。 なお本作は佐藤大輔の初期作品「目標、砲戦距離四万」のエピソードの一つが原典になっている。 『沈黙の橋』(東直己) 北海道全土。ただし日本共和国札幌特別市、通称「西札幌」(札幌市の内、豊平川より西、かつ藻岩山より北の地域)を除く。 首都は札幌市、通称「東札幌」(札幌市の内、豊平川より東または藻岩山より南の地域)。 『日本分断』(豊田有恒) 首都は仙台。領土は利根川と信濃川を結んだ線以北の本州と北海道全域。南側の国名は大和民国(だいわみんこく)。 日本人民民主共和国 中国共産党による対日工作活動が記されているとして流布されている文書である日本解放第二期工作要綱において、中華人民共和国による日本解放の一環として樹立することが計画されていたとされる国家「日本保有の国力すべてを支配下に置くこれが中国共産党の対日基本戦略」櫻井よしこWEBサイト2006/10/14。 別名の分断国家日本が登場する作品 『レヴァイアサン戦記』(夏見正隆) 日本は対米戦争に勝利(有利な条件で講和)したが、戦後の大不況で内戦となり、その結果東日本共和国(内戦を引き起こした「平等党」独裁による社会主義国)と西日本帝国(大日本帝国の流れを汲む立憲君主国)に分裂。東京23区の真ん中を壁(国境)が走っている。東の臨時首都は新潟市、西の首都は東京(西東京)。なお、皇居は京都市。両国の位置づけには朝鮮半島のパロディに近い要素が含まれている。 『咎狗の血』(Nitro+chiral) 第三次世界大戦後、ニホンは東のCFCと西の日興連に分断される。 『あ・じゃ・ぱん』(矢作俊彦) 日本人民民主主義共和国が東経139度線以東に建国される。1980年代末の書記長は中曽根康弘。東の首都は東京、西の首都は大阪市。 『RING of RED』(コナミ) ポツダム宣言を拒否した日本が南北に分断され、東北地方を始めとする北日本は日本共和国として独立。南日本は日本国として独立し、日本戦争が起こる。北海道はソ連の領土となる。 『凱歌の号砲-エアランドフォース-』(コーエーPCゲーム) 第二次大戦終結後、米ソ両国に分断される。 『Qコちゃん THE地球侵略少女』(ウエダハジメ) 東日本帝国と西日本人民共和国で戦争が起こった後の東京が舞台。 『ひきさかれた街』(藤本泉) 米ソにより日本が分割占領。東京が南北に分断。日本全土の状況や国名は不詳。飯田橋駅付近(と推測される)から東は神田川が境界、そこから西は不詳だが、境界線は新宿駅を通っていて新宿駅は米ソ共同管理、新宿デパート街は米、東口広場はソ、となっている。 『五分後の世界』 第二次世界大戦終結後、連合国の日本の分割統治計画によって分断され、日本人が26万人まで減少した日本。 『本邦東西朝縁起覚書』(小松左京) 「大杉酔狂」「月野健一」「平田恒正」(それぞれ「小松左京」「星新一+山野浩一」「平井和正+豊田有恒」)の3人が後南朝の遺跡を探索していたところ、役行者の秘法により壺の中の世界に隠遁していた尊秀王(作中表記では尊秀帝)を復活させてしまう。天狗を配下に使い神通力を有する南朝勢は、上洛し新朝・西朝成立とあいなった。中央側とで古戦場関ヶ原にて合戦となるも、西朝は揺るがず、日本は木曽 - 九頭竜川を境とした「東西朝時代」を迎えることとなる。 『Hello,good-bye』(Lump of Sugar) 幕末の内戦が激化の一途を辿り、最終的に討幕派と佐幕派の休戦協定を経て日本の政治体制は幕府の流れを汲む日本連邦(立憲君主制)と、討幕派が元になった日本合州国(作中の時代では共和制)に二分されている(ともに連邦制とされる)。また、神奈川県周辺に相互不干渉の中立地帯守乃特別区が存在。 『ヤタタウォーズ』(企画・御厨さと美 MIC MACプロダクション) 日本ソフトバンクが発行していたゲーム雑誌『Beep』の初期に連載されていた、現在で言う読者参加型ゲームのルーツの1つとでも言うべき企画。SF調の世界観をモチーフとしているが、静岡県・岐阜県・石川県以東をエンタープライズ、三重県・滋賀県・福井県以西をソラリスの二大勢力に分割し、その間に位置する愛知県は孤立する謎の第三勢力アイチ圏として、読者をそれぞれの住む地域に分け、その葉書投稿を元に本作が連載されていた1985年当時は、インターネットはもとよりパソコン通信すら日本国内にはまだ大して普及していない時代である。、プレイ・バイ・メール的な艦隊戦による勢力争いと投稿小ネタ合戦で各勢力が覇権を目指し争うという内容であった。連載は1年にわたり続いたが、連載終了に伴いエンタープライズの勝利という形で終了。 北海道が首都になる作品 『鸚鵡の罠』(笠井潔) 正式国名不詳。日本は東(首都は札幌市)・西(首都は京都市)・中立の都市国家東京に三分割されている。 『太陽の黙示録』(かわぐちかいじ) 近未来、巨大地震と富士山噴火などにより、大阪湾から琵琶湖を経て富山湾に至る海峡が生まれ、さらに大国が災害救援という名目で進駐し、日本が地理的かつ政治的に分断される。南北はそれぞれイデオロギーが色濃く残る形で再建され、ノースエリアは共産主義に似た統制国家、サウスエリアはアメリカ型資本主義国家に変貌する。ノースエリアの首都は札幌市、サウスエリアの首都は福岡市。ちなみにこの作品においてノースエリアを衛星国に置いているのはソ連ではなく、中国である。 『日本国家分断』(土門周平) 巨大地震と火山噴火により日本は中部地方、東京は壊滅状態となり、糸魚川静岡構造線で寸断され、社会主義者達により、これより東は日本人民共和国となってしまう。東の首都は札幌市、西の首都は大阪市。 『レーベンスラウム 新世界大戦1985』(ホビーデータPBM) 第二次世界大戦終結間際にソ連軍が北海道・東北へ侵攻、日本民主共和国(北日本)と大日本国(南日本)に分断される。当初は北緯40度に軍事境界線が設定されたが、1950年に勃発した「第1次日本戦争」により、最終的には北日本は北関東地方にまで領土を拡大、南日本は首都を京都市へ移転。北日本の首都は札幌市。ちなみに北日本軍の参謀総長は福田定一陸軍大将。 『スカルマン』 敗戦後津軽海峡を挟んで南北に日本人民共和国と大日本共和国に分断され、現在も進駐軍に占領されている。 『雲のむこう、約束の場所』(新海誠) 1945年の敗戦後、北海道がソ連の制圧下に置かれ、日本の主権回復後もソ連、及びその後継として1956年にフルシチョフが樹立した共産国家群「ユニオン」の占領下に留まり、エゾと名称を変える。その後エゾでのナショナリズムの高揚を受けて1975年に国交断絶、完全に分断される。 『大逆転!2003年戦艦「武蔵」』(檜山良昭) 日本の降伏が遅れ、日本人民民主主義共和国が東北地方、北海道以北を領土に独立。1951年から内戦が始まり、1954年に休戦するが緊張状態が続き、2003年に東側の人民軍が西側に侵攻するが、札幌でほぼ同時にクーデターが起きる。 『影の艦隊』(山田正紀) 日本群島人民共和国が南千島に建国される。 『日本南北戦争』シリーズ(井上淳) 北日本民主主義人民共和国が北海道・南千島を領土として建国される。首都は札幌市。 『赤い旅券』(井上淳) 正式国名不詳。北は北海道・東北地方を領土とし、首都は仙台市。 日本の一部が独立する作品 『2025年日本の死』(水木楊) 2023年に沖縄が那覇に首都を置く琉球共和国として独立、続いて以下の地域も独立して、日本は分裂。 南海共和国(九州):首都・熊本:細川護煕が独立を先導。 北海道共和国(北海道):首都・札幌 四国連邦(四国):首都・高知 奥羽連邦共和国(東北・新潟県):首都・会津若松 大和国(近畿・中国):首都・京都 中部共和国(中部):首都・名古屋 東日本国(関東・山梨県):首都・東京 千代田城国(皇居) 後に日本は212ヶ国もの共和国に分裂。 『V8キッド』 地震によって本州から分断された千葉県と茨城県が「チバラギ共和国」として独立宣言する。 『沖縄独立す―北東アジアに軍事危機が迫る』(柘植久慶) 保守系、革新系がそれぞれ政権を握った場合の2本立てシミュレーション。 『吉里吉里人』(井上ひさし) 東北地方の一寒村が日本政府に愛想を尽かし、日本からの独立を企てて「吉里吉里国」を名乗る。 地域おこしの「ミニ独立国」のルーツとなった作品だが、対外的に承認された独立国家を目指している点でそれらとは大きく異なる。 『群青の空を越えて』(light) 円経済圏理論で、利権の分散(それで利権を失うこと)を危惧した関東の一部政財界は、その理論を歪曲し、「関東自治共和政府」として独立を宣言する。 『ゴルゴ13』第384話 沖縄シンドローム(さいとう・たかを) 琉球王朝を補佐する家系の子孫が沖縄の独立を図る。 『さよならニッポン!』(堤幸彦) 沖縄県民が沖縄のある島の独立を図る。 『西武新宿戦線異状なし DRAGON RETRIEVER』 自衛隊の一部が蜂起し、東京を中心とした関東(国道16号が軍事境界線)に臨時政府を樹立。元の日本政府は大阪に移転。 『蒼茫の大地、滅ぶ』(西村寿行) 大量発生した飛蝗の襲来をきっかけに、東北6県が「奥州国」として独立。しかし日本国が自衛隊を差し向けて鎮圧し、首相となった青森県知事も倒れる。 『超光戦士シャンゼリオン』(井上敏樹) 異世界からの侵略者の一人が「人間のルールでの征服」を目指し、東京都知事となって都民の支持を集めた後「東京国」として独立させるエピソードがある。 『東京独立共和国』(水木楊) 道州制が施行され、首都が中部地方の土岐・瑞浪地域に移転し、東京都が独立。 『どろぼうの名人』シリーズ(中里十) 千葉県がソ連およびロシアの衛星国「千葉国」として独立している。共産国ではなく、国家元首に準ずる存在として、市民から抽選で選ばれる「千葉国王」が存在している。劇中で日本に併合される。 『日本国大統領 桜坂満太郎』(日高義樹、吉田健二) 物語序盤、統一朝鮮軍による大規模軍事侵攻を受けた九州が、統一朝鮮とその背後にいる中国の傀儡国家「九州国」として独立(分断)させられる。九州国大統領は九州選出の元首相。ただし国家としての体裁が出来上がる前に消滅。 『人間狩り』(『二〇三〇年東北自治区』改題)(半村良) 白河以北、北海道を除く東北地方が独立国家となり、一見清潔な理想郷を築き上げるが、それには裏があった。 『ハルノクニ』(浜中明、中道裕大) 友人の死が国家の謀略によるものと知った高校生が、学校(人工島)に立てこもって独立を宣言し、日本政府と渡り合おうとする。「ハル」とはその友人の名。 『半島を出よ』(村上龍) 北朝鮮から侵入してきた「高麗遠征軍」を名乗る武装コマンド部隊が福岡市一帯を占領。福岡県知事や福岡市長を恫喝して日本からの独立を目指すと宣言させる。日本政府も有効な対策を打てず、遠征軍の工作員の本土侵入を恐れて福岡を封鎖してしまう。しかし事態は意外な結末を迎えることになる。 『マイ国家』(星新一) とある住宅地の民家が、「マイ国」として独立。たまたま民家に立ち入ったセールスマンは、家主から不法入国を宣告されて翻弄される。 共和制の日本が登場する作品 『小説「日本」人民共和国』(井沢元彦) 扶桑人民共和国。 『バトル・ロワイアル』(高見広春) 大東亜共和国。全体主義国家。準鎖国体制を採っている反米国家。最高権力者は「総統」。南樺太に強制収容所があり、朝鮮半島と中国の併合を主張している。 『艦隊シリーズ』(『新・紺碧の艦隊』、『新・旭日の艦隊』)(荒巻義雄) 大日本合衆国。第三次世界大戦勃発前に日本国が名称を変更したもの。道州制。南樺太には東方エルサレム共和国というユダヤ人国家がある。 『サモワール・メモワール』(小林信彦) 明確な国名は書かれていないが、「第二次世界大戦でソ連に占領された後、独立した日本(の東京)」が舞台の作品。他の作品とは異なり、パロディ色の強い内容である。 『機神大戦ギガンティック・フォーミュラ』(きむらひでふみ) 日本共和国。作品の舞台は世界規模のカタストロフを経た近未来という設定だが、日本に共和制が敷かれた歴史は不明(それ以前の歴史が全く違うパラレルワールドという可能性も否定できない)。 その他 『その他の架空の日本』も参照 『赤い星』(高野史緒) 幕藩体制のまま近代に移行したが、第二次世界大戦に敗れてロシア帝国の属領となった日本の21世紀が舞台。 『越境』(世にも奇妙な物語 2005年秋の特別編) 国名は登場しないが、別次元にある「もう一つの日本」と述べられている。第二次世界大戦後に軍事国家として独立した。独裁制で、国会議事堂に指導者の写真が掲げられており、いたる所にプロパガンダが掲示され、指導者の演説を放送するモニターがある。通貨は「人民円」で、紙幣には指導者の肖像が表裏に描かれているが、計画経済の失敗で食糧危機に陥っている。一方で、軍事演習は頻繁に行なわれ、秘密警察による「反社会分子」取り締まりが行われている。 『MM9』 日本国。ただし、台風や地震と同様に怪獣が自然災害として恒常的に出現する世界を舞台としている。日本は怪獣が頻繁に現れる「怪獣大国」となっており、気象庁内に怪獣対策を目的とした「特異生物対策部」が設置されている他、自衛隊の怪獣との交戦規定などを示した「怪獣対策基本法」も施行されている。 また、作中世界では関東大震災や阪神淡路大震災などの震災が、怪獣による物に代わっている(東日本大震災は史実と同様に地震によるもの)。 『大奥』 江戸時代、伝染病により、男性の人口が4分の1に激減し、徳川家の将軍職が女性に引き継がれた日本。 『革命機ヴァルヴレイヴ』 ジオール。人工により開発された宇宙都市「ダイソンスフィア」のうちの小国家の一つ。史実上の日本列島は同国の領土に含まれている。同作の主舞台であり主人公・時縞ハルトの通学する男女共学の私学・咲森学園の置く「ダイソンスフィア」の一区画「モジュール77」は同じくジオールの領土にあったが学園側の画策により独立宣言。 『刀語』 「尾張時代」(史実における江戸時代に近い独自の時代)の日本。 『家畜人ヤプー』 土着畜人飼育地域「邪蛮(ジヤパン)」。 恒星間国家未来帝国EHS(イース = 百太陽帝国、またの名を大英宇宙帝国)畜人省土着畜人局畜政課管理下、極めて限定的な原ヤプー(奴隷生物に貶められた日本人)自治国家。 『からくり剣豪伝ムサシロード』 ジパング国。 『機動戦士ガンダム00』 ユニオン内経済特区・日本。 『機動戦士ガンダムSEED』 東アジア共和国。 『機動武闘伝Gガンダム』 ネオジャパン。元日本人が住むコロニー国家。 『CASSHERN』(実写映画版『キャシャーン』) 大亜細亜連邦共和国。 『ギルティクラウン』シリーズ(ノイタミナシリーズ、新枠3作目) 2039年のGHQ支配下による無政府国家・日本国。10年前(2029年)に突如発生したアポカリプスウイルス蔓延によって大事件「ロスト・クリスマス」が発生。これにより政府としての機能が完全停止、GHQの介入を余儀なくされた。ちなみに現時点で首都は東京地方のままである。 『ケルベロス・サーガ』(押井守) 日英同盟の名の下に第二次世界大戦を戦い、敗戦した日本国。ヒトラーがクーデターによって排除されたドイツに敗北した日本は、占領軍司令部であるOKJによる強引な民主化によって経済的に荒廃し、東京ではセクトと呼ばれるテロ組織と強力な権限を持つ首都圏治安警察機構が衝突を繰り返している。最終的に経済問題が解決し、セクトと首都警は同時期に消滅。史実の日本に近い現代を迎える事となる。 『攻殻機動隊』(『S.A.C.』シリーズ) / 『アップルシード』 厳密に言えば日本という国を指していないが、「日本の奇跡」と呼ばれる、架空の日本における重要な事象が登場する。また、自衛隊ではなく「自衛軍」が国防を担っている。 『高機動幻想ガンパレード・マーチ』 日本国、ただし、公武合体が成功し、徳川幕府が1945年まで続いた。今でも陸軍は会津閥が主導している。ちなみに話の舞台は本作が熊本、二作目は青森と東京の島嶼部が主要な舞台となった。 『コードギアス 反逆のルルーシュ』 エリア11。神聖ブリタニア帝国によって11番目の属領とされた日本。日本列島の他に千島列島も領土とされている。占領以前には「日本軍」が防衛を担っていた。占領後は一部の残党が日本解放戦線などのゲリラ組織となってレジスタンス活動を続けている。 合衆国日本。ゼロによって、ユーフェミアの行政特区日本の式典会場や、エリア11内の中華連邦総領理事館で建国宣言された国。 『国民クイズ』(杉元伶一、加藤伸吉) 「国民クイズ体制」下の日本。議会制民主主義体制・資本主義の後に移行した政治体制で、国権の最高機関は「国民クイズ」という番組であり、出演しクイズに勝ち残った国民は、殺人でもエッフェル塔の私物化でもいかなる願いも合法化されるという、「あなたのための全体主義」がまかり通っている。また、佐渡ヶ島が「国民クイズ体制」に反発し、独立している。 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』 1954年のゴジラ初襲来によって東京が壊滅的打撃を負い、大阪に遷都が行われている。また、1966年に茨城県東海村の原子力発電所もゴジラに襲撃されたため、原子力の利用を断念しており、1996年にはリニアモーターカーが開通している。 『コマンド コンカー レッドアラート3』 旭日帝国。第2次世界大戦におけるアメリカの独り勝ちを快く思わなかったソ連が、タイムマシーンを用いてアメリカの原爆開発を無かった事にしてしまった結果誕生した。いわゆる「欧米人が見た間違った日本観」を更にパワーアップさせたような国家である。天皇が政治の実権を握っているが、そのいでたちはどう見ても武士であり、幕府の長であるなど将軍との混同が見られる。また巨大ロボットや可変戦闘機、巨大海上要塞や波動砲、超能力女子高生などを開発、運用できる高度な科学力を持つ。 『新世紀エヴァンゲリオン』 日本国。N sup2;爆弾によるテロで東京が壊滅し、松本の第2新東京市に首都が遷都された。更に、第二次遷都計画に基づく将来の首都と偽装された対使徒迎撃要塞都市である第3新東京市が、芦ノ湖北部に建造されている。 また、防衛庁とは別に国防省が設置されており、国連軍に吸収される形で消滅した陸海空の3自衛隊に代わる独自の防衛戦力として戦略自衛隊を傘下に置いている。 『スカイガールズ』 日本国。但し2000年代後半の時点から約80年後の近未来の地球という設定。“ワーム”と呼ばれる生体に似た機械兵器群に対抗すべく、国家間の結束により、統合人類軍が結成される。なお、このとき既に、日本の自衛隊は日本軍に改称・再編されており、陸軍と空軍が統合される(日本陸空軍)が対ワーム戦により壊滅、のちに残党メンバーが海軍に編入されている。 『ストライクウィッチーズ』 扶桑皇国。織田信長が本能寺の変で死なずに天下統一を果たした結果、鎖国することなく海外進出を積極的に行い、早期に海洋貿易国家に成長したとなっている。領土は日本列島のほか、ミクロネシア周辺に存在する架空の島パシフィス島(日本語名:南洋島)や台湾、樺太・千島列島を領有するなど、現在の日本や大日本帝国に近い領域を領有している。 『セイバーマリオネット』 ジャポネス。テラツーという地球ではない惑星に在る日本風の国家。 『戦闘妖精・雪風』 日本国。コンピューター関連の法令が変更されているようであり、複数の端末内部にある中枢処理装置がネットワークで連結され、一つの巨大コンピューターを形成している。しかしその反面、これらの端末はネットワークに接続しないと稼働せず、真の意味での「パーソナル・コンピューター」は所有を禁止されており、それを個人が製作すると公共福祉法やシステム破壊防止法などに接触し、罪に問われる事になる。 また、フェアリィ戦争勃発に伴い、自衛隊は日本軍に改名している。劇中には日本空軍と日本海軍の他、海軍の上部組織として海軍省が登場する。 なお、神林長平の他作品でも日本が保有しているのは自衛隊ではなく軍になっている物が多く、『あなたの魂に安らぎあれ』には日本空軍、『完璧な涙』には日本陸軍、『親切がいっぱい』には日本空軍、『言壺』には情報軍と空軍、『死して咲く花、実のある夢』には情報軍が登場している。 『装甲悪鬼村正』 大和王国。“六波羅幕府”という独自の政権によって統治され、終戦後も変わらず圧政を敷いていた。ちなみに本作では“国連”も正式名称は国際連合ではなく前身の国際連盟のままである。 『高い城の男』 枢軸国が第二次世界大戦に勝利し、世界が日独伊の三国で分割統治されている世界が舞台。大日本帝国は朝鮮半島全域と中国・ソ連の太平洋沿岸、インドシナ半島を領土に、アジアの大半とオーストラリア、アメリカの西半分と南アメリカの南部を勢力圏としている。 『デート・ア・ライブ』 現代日本。但し、地球上に人体(女体)を模した「精霊」が出現し、空間震と呼ばれる大災害を起こして約30年後の世界。 『デビルサバイバー』シリーズ 「封鎖空間」の日本。何らかの理由で国内各地で天変地異が起こり人々は混乱に陥る。これは「魔物」による仕業であると断定できる表現が作中で散見される。また、東京「東京タワー」名古屋「テレビ塔」大阪「通天閣」という様に、各地の電波塔等を用いた一種のバリアを張っているかのような表現もみられる。 『天外魔境』シリーズ ジパング。 『とある魔術の禁書目録』シリーズ 「科学」側と「魔術」側の共存世界における現代日本作中では「超能力が科学によって解明された世界」と前置きで説明している。。同シリーズの舞台となる「学園都市」のモチーフは設定上立川市としている。 『東海道戦争』(筒井康隆) 何がどうしてどうなったためかはわからないが、東京は大阪が攻めてくるというので、大阪は東京が攻めてくるというので、東海道を東西から進軍する戦争が起きる。主人公の視点のみからしか語られないので戦況は不明だが、東軍の地上部隊は草津まで来ている。 『東京マグニチュード8.0』(ノイタミナシリーズ) 2012年7月21日(夏休み初日)に東京湾北部を震源とした海溝型の巨大地震が発生という設定。死亡者数は18万人で、行方不明者は15万人。重軽傷者はこれらを上回る20万人(いずれも推定)。 なお、被害経過の詳細はこちらを参照。 『東方見聞録』 黄金の国ジパング。 『図書館戦争』シリーズ 日本国。本などの著作物に対する検閲を合法化する「メディア良化法」と、図書館の資料収集・提供の権限を保障する「図書館法第4章」が施行されている。これによって、メディア良化法に基づいて超法規的な検閲を行う「メディア良化委員会」と、図書館法第4章に基づき「図書隊」という防衛組織を編成した図書館による武力衝突が頻発するようになっている。 また、元号は平成ではなく「正化」という物になっている。作品の舞台となるのは正化31年(2019年)。 『トップをねらえ!』 第二次日米戦争の勝利を発端として、地球すべてを領土とする地球帝国の盟主となるまでに急成長する。 『ドラゴンクエストIII』 ジパング。勇者たちが立ち寄る町の一つとして登場。ヒミコの統治下にあるがやまたのおろちの脅威にさらされている。 『日本以外全部沈没』(筒井康隆) 地球規模の地殻変動により、日本列島以外の地表がほぼ消滅。外国人が大挙押し寄せた日本。各国の要人が一堂に会して言い争いをしており、外国人女優がコールガールをして食いつないでいる。また、バチカンが同じ面積の上野公園の譲渡を要求している。 『日本沈没』『日本沈没・第二部』(小松左京、小松左京・谷甲州) 急速な地殻変動により、日本列島の大部分が水没。皇室はスイスへ、政府機能はポリネシアやオーストラリア北部に移転し、日本国民のうち、災害で死亡した者を除く約4,000万人が日本国外へ脱出した。その後約25年を経て、日本人はイスラエルやニューギニア、カザフスタンなどに居住地を築いたが、政府機能は存続しており、内閣総理大臣や自衛隊も存在する。さらに、北陸地方の白山系の一部が海面に顔を出しており、これを元にメガフロートを用いた国土復活計画がある。 なお、同じ小松の作品である『果しなき流れの果に』や『お祭り』にも、国土を失った日本が登場する。 『Hearts of Iron II Doomsday - "Armageddon"』 PRRS(People s Republic of the Rising Sun)。軍事クーデターにより樹立された共産主義国家。フィリピンや朝鮮半島を領土としており、東アジア各地の社会主義者によって政府が作られている。なお、この世界ではロシア内戦で他国の干渉によってロシア革命は抑えられたことになっている。ちなみに日本の他にイギリスが社会主義国家である。 『火の鳥 未来編』 メガロポリス「ヤマト」。 『百花繚乱 SAMURAI GIRLS』 大日本国。元号が平成ではなく「平誠」に改まってから20年余を過ぎた21世紀初頭の日本。史実と違い徳川幕府の指導下で明治の大改革を行われている。鎖国は解かれ、封建制度が廃止され、中央集権国家と変革し、その後大正デモクラシーを経て民主主義が普及し大日本帝国憲法を定めている。慶康が第25代将軍の座に就き今でも幕府が治世を続けている。ちなみに昭和の時の元号は将和になっている。 『ファイナル・ジャッジメント』 オウラン人民共和国・極東省。アジアの軍事大国「オウラン人民共和国」の侵攻を受け、占領・植民地化されてしまった201X年の日本。 『武装神姫』(コナミのアクションフィギュアをもとにした) 近未来の日本。但し、「神姫」たちとの共存・鉄道交通網がモノレール主体・「神姫」向けのネットワークや「職業神姫」の存在など、現代日本での状況とは相当異なる。詳細は同項を参照。 『ヘヴィーオブジェクト』 既存の兵器では歯が立たない超大型兵器・オブジェクトが戦争の主役となった近未来の地球において、初めてオブジェクトを開発した国家。現在でもオブジェクト開発の最先端に立つが、少子高齢化で移民を大量に受け入れたため、オブジェクトの技術情報は世界に広まることとなった。 世界を分割する四大陣営の一つ『資本企業』に所属するが、列島西部を掌握した朝廷制度復活を掲げる勢力が四大陣営の『正統王国』と『信心組織』のどちらに属するかで内部対立したり、東部も徐々に四大陣営の『情報同盟』に似た体制に移行しつつあるなど、曖昧な政治情勢となっている模様。 『北斗の拳』『DD北斗の拳』 地球が「核の炎」(太陽核)に包まれた後の世界(世紀末)。このため、現在のような国家や自治体と呼べるものが事実上壊滅された状況にある。後者の『DD』はもしその現象が起こらなかったら、ということで作られた作品。 『ぼくらは都市を愛していた』 「情報震」と呼ばれる現象によって情報化社会が崩壊した2020年代の日本。行政機関などの詳細は不明だが、情報震から情報を守る為に東京が「トウキョウシェルター」として無人化されている。 また、他の神林作品と同様に自衛隊ではなく「日本軍」が存在しており、陸海空の三軍に加えて日本情報軍が設置されている。 『マブラヴ オルタネイティヴ』 日本帝国。第2次世界大戦が1944年に終戦し、無条件降伏を回避した日本。原爆も投下されず、ソ連による侵攻もなかったため、南樺太や千島列島、南洋群島も日本の領土として残っている。首都は大政奉還後も京都に置かれ、東京は経済中心地として発展している。政治体制は「皇帝」を日本帝国の元首とし、皇帝より任命された「政威大将軍」(将軍)が政務と軍の指揮権を委譲されるという形で統治しており、その下に内閣と帝国総理大臣が位置している。内閣は将軍の政務を補佐する役割にある。その他に、日本を盟主とした東アジア諸国の国家共同体、大東亜連合などが存在する。 『魔乳秘剣帖』(エンターブレイン刊のアダルトゲーム関連誌『TECH GIAN』連載) 近世日本(江戸時代)。但し設定が「大奥」や女性の乳房(=おっぱい)によって支配されている時代。このため、同作品に登場する成人女性の大半が巨乳(魔乳)である。また、乳房に関する秘伝奥技を習得している主人公も巨乳であり、主人公の他に秘伝奥技を習得している。なお、その秘伝奥技には“表”と“裏”と2つ存在する。 『メガゾーン23』 巨大都市型宇宙船メガゾーン23に住む人々は、ここを1980年代の日本だと思い込まされている。 『夜明け前より瑠璃色な』 地球連邦(政府)。既に月への人類移住に成功しており、月面に王制国家・スフィア王国が建国されている。その後、地球の日本列島(の本州)に地球連邦政府の首都として満弦ヶ崎中央連絡港市が作られ、月と地球との交流を図っていた。 『雷轟 rolling thunder PAX JAPONICA』(押井守) 南北戦争でアメリカが分裂国家となり、その結果太平洋の覇権国家となった日本が舞台。1966年、日本は西側諸国の一員としてベトナム戦争に空母を派遣している設定。 『陸上戦艦大和』(青山智樹) 日本合藩連合王国。徳川幕府主導で明治維新が成功した日本。 『ロスト・メモリーズ』 日本による朝鮮統治が継続している。 日本の省庁・軍事組織などが変化している作品 Template 節stub 上記の他にも、日本国その物は大きく変わっていないが、国内の省庁や、自衛隊に相当する軍事組織が変化している作品も多い。これらの物は名称が変わっているだけの物から、規模、役割などが大きく様変わりし、物語上のキーパーソンとなっている物まで、様々なケースが存在する。 特に軍事組織の名称が変更されている作品の数は多く、下記の作品以外でも、「防衛軍」(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』、『惑星大怪獣ネガドン』、『ウルトラゾーン』『岸和田博士の科学的愛情』)、「国防軍」(『超星神シリーズ』、『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』、『ジパング』『ぼくらの』、『イノセント・ヴィーナス』、『絶園のテンペスト』、『ビビッドレッド・オペレーション』)、「自衛軍」(『イリヤの空、UFOの夏』、『エウレカセブンAO』、『高機動幻想ガンパレード・マーチ』、『スマガ』)、「防衛隊」(『ゴジラ』、『ウルトラシリーズ』、『ミラーマン』、『ファイヤーマン』、『恐竜大戦争アイゼンボーグ』、『生物彗星WoO』、『八岐之大蛇の逆襲』、『長髪大怪獣ゲハラ』、『聖戦士ダンバイン』、『エルドランシリーズ』、『陸上防衛隊まおちゃん』、『Z/X IGNITION』)、「日防軍」(『フロントミッションシリーズ』)「国防隊」(『SUBMARINE SUPER 99』)、「自警隊」(『REIDEEN』)、「統制軍」(『蒼き鋼のアルペジオ』)などの名称で日本の軍事組織が登場している。また、『怪獣王子』や『超星神シリーズ』では防衛庁・防衛省の名称が「国防省」に変更されている。 『鉄腕アトム』 科学技術の開発を担う省庁として、文部科学省ではなく「科学省」が設置されている。なお、科学省の長は省であるにも関わらず、「長官」になっている。また、ロボットの行動を制限する「ロボット法」が施行されている他、自衛隊内部にロボットで構成される「ロボット自衛隊」が存在している。 『妖星ゴラス』 宇宙開発を担当する省庁として「宇宙省」が存在。すでに有人ロケットを保有しており、劇中では有人土星探査計画が行われていた。 『帰ってきたウルトラマン』 MATの指揮権を有する省庁である「地球防衛庁」が登場する。 『ゴジラ×メカゴジラ』、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 対怪獣戦闘を目的とする第4の自衛隊、特生自衛隊が登場する。 『ウルトラマンコスモス』 日本国独自の防衛組織として統合防衛軍が登場。 『勇者王ガオガイガー』 JAXAに相当する宇宙機関として「宇宙開発公団」が登場。下部組織にGGG(地球防衛勇者隊)がある。 『ふたつのスピカ』 JAXAに相当する宇宙機関として「JAMSF(有人宇宙飛行局)」が登場する。 『絶対可憐チルドレン』 B.A.B.E.L.の上部組織として内務省が廃止されずに存続している。 脚注 関連項目 架空戦記 パラレルワールド 本土決戦(決号作戦・ダウンフォール作戦) - 太平洋戦争時に想定・計画された日本本土における連合国軍の上陸と戦闘。実際には日本がポツダム宣言を受諾したため実行されなかったが、これが実行された日本を描いた作品もある。 日本人民共和国憲法草案(日本共産党) 高野岩三郎(日本社会党) - 1946年(昭和21年)『日本共和国憲法』を起草。 Template DEFAULTSORT かくうのにほん
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7224.html
前ページ次ページ萌え萌えゼロ大戦(略) 西暦1945年2月16日――大日本帝国の東の要衝硫黄島に鋼の嵐が吹き荒れた。 敗色濃厚な大日本帝国に残された起死回生の秘密兵器、大日本帝国本土からアメリカ 合衆国本土への直接爆撃を可能とする超重爆撃機型鋼の乙女「フガク」の完成を阻止 するため、アメリカ合衆国は持てるすべての鋼の乙女を総動員して未だ目覚めぬ「フガク」が いる硫黄島千鳥飛行場を制圧するべく兵を進めたのだ。 硫黄島東海岸数カ所から攻め上がるアメリカ軍に対して、大日本帝国もまた稼働可能な すべての鋼の乙女を主力と思われる東海岸中央部からの上陸軍へと差し向ける。だが、 もはや戦術ですらない最後の抵抗も、千鳥飛行場をその戦場として終焉の時を迎えようと していた―― 「敵機はこれで最後だ。地上の掃討はエイミーに任せる。ネコ、ハイネ、オレたちは千鳥 飛行場へ向かうぞ!」 「わかったニャー」 「了解であります」 この場の指揮を執る戦闘機型鋼の乙女、P-40・クレアが守備隊最後の零戦を撃墜しながら 檄を飛ばす。翼を千鳥飛行場へ向けるクレアを、艦上戦闘機型のF4Fワイルドキャット・ネコと、 艦上偵察爆撃機型のSBDドーントレス・ハイネが追う。千鳥飛行場周辺に対空砲はなく、 「フガク」がいる千鳥飛行場への道を護る大量の戦車もすでにほとんどがアメリカ軍の 重戦車型鋼の乙女、M26パーシング・エイミーの左手に装備された主砲によってスクラップの 山と変わり果てていた。しかし、彼女たちの行く手を阻むかのように、正確な対空砲撃が 加えられる。正確故に回避は容易だったが、その砲撃を加えた張本人を前に、彼女たち アメリカ軍の鋼の乙女たちは皆複雑な表情になった。 「ここから先へは行かせないです。フガクは絶対、壊させないですっ」 彼女たちの行く手を阻むのは、この防衛戦に参加した大日本帝国最後の鋼の乙女であり、 そして、かつて大日本帝国陸軍にフィリピンでさしたる損傷もないまま放棄された彼女を 鹵獲し、様々な経緯を経てアメリカ軍の一員として迎えてともに戦った鋼の乙女。大日本 帝国が保有する唯一の陸戦型である中戦車型鋼の乙女、九七式中戦車・チハだった。 水際防衛の最中に別ルートからの侵攻を悟った大日本帝国軍鋼の乙女のリーダー、戦艦型 鋼の乙女やまとの命令で、彼女は最後の妹を護るべく、たった一人でかつてともに戦った 歴戦の勇士たちの前に立ちはだかる。 「チハ!本気なの?フガクが完成してしまったらどうなるか、あんただってわかってるはず でしょう? 結局、彼女たちは玉砕の道を選んだ……レイややまとは、あんたの思いには応えて くれなかったんでしょう?あんたまで、それにつきあう理由はないはずよ」 エイミーが叫ぶ。チハがアメリカ軍を離れて再び日本へ戻ったのは、サイパンで繰り広げ られたような民間人の犠牲をこれ以上出さないために、連合軍の大日本帝国本土徹底 空爆を防ぐべく、主戦力である鋼の乙女たちに率先して降伏するよう説得するためだった。 それでも歴戦の勇士たちを前にしたチハはかつての弱々しさもなく、右手に装備した主砲を エイミーたちに向ける。 「それでも、わたしも日本生まれの鋼の乙女なんです。 確かにレイさんたちは私の説得を聞き入れてはくれませんでした。ですが、私を仲間と して迎え入れてくれました。だから私は、最後に生まれてくる妹くらいは護ってあげたいです。 エイミーさんが、わたしを守ってくれたみたいに」 「……本当に、バカな子……」 自分たちの中ではどんなことをしても異邦人でしかなかったチハを、大日本帝国の 乙女たちは帰るべき場所として迎え入れていたのだと知ったエイミーも左手の主砲に 砲弾を装填してチハに向ける。対峙する二人の上を、クレアたちが飛び過ぎる。 「エイミー、チハの相手は任せた。オレたちはフガクの破壊に全力だ」 「やらせないです!」 「チハ!私がそんなことさせると思ってるの!」 チハがクレアたちに主砲を向けようとするのをエイミーが遮る。最後の鋼の乙女をかわした クレアたちは、千鳥飛行場にある施設の中に、まだ覚醒前にもかかわらず周囲を圧倒する 威容を輝き放つ見知らぬ乙女がたたずんでいるのを確認する。その乙女の周りには 技術者らしい白衣の人物が数人、彼女を覚醒させるべく最終作業を行っていた。しかも 乙女と技術者たちを守るようにして、これまでを上回るすさまじい数の戦闘装甲車両や 野砲が飛行場を埋め尽くさんとばかりに取り囲んでいる。そこにいるのが鋼の乙女 「フガク」だと認識したクレアたちは、砲台や装甲車両をものともせずに突撃し、「フガク」 めがけて一斉に攻撃を開始した―― ――猛烈な爆煙が過ぎ去った後、クレアたち以外に動くものもなく破壊された施設には、 「フガク」の姿はなかった。 「ニャー。ニャーたちの攻撃で跡形もなく消え去ったニャァ?」 猫の耳と尻尾を持つ異彩の鋼の乙女、ネコが意外な結果に驚く。最強の鋼の乙女と 噂された「フガク」が、いくら目覚めていないとはいえ、そして戦艦といえどもあっという間に 海の藻屑にしてしまう3人の攻撃を受けたとはいえ、残骸も残さず破壊できるとは、おバカで 知られるネコですら考えてもいなかった。 「確かにおかしいであります。ですが、逃げられるはずもないであります」 「その通りだ。オレたちはフガク破壊に成功した。エイミーのところに戻るぞ」 ハイネの疑問をクレアは否定した。破壊された千鳥飛行場を後にする3人。本格的な 占領は後続の部隊が行ってくれるだろう。だが、別働隊が擂鉢山で苦戦しているとも 聞いている。そちらの援護にも回らないといけないな、とクレアは考えていた。 ――3人は知らなかった。施設が破壊される直前、突如として現れた金色の魔方陣に 「フガク」が吸い込まれたことを。公式の記録では、大日本帝国の超重爆撃機型鋼の 乙女「フガク」は、西暦1945年2月16日に硫黄島千鳥飛行場内施設にてフル装備状態での 最終調整中に連合軍によって破壊されたとされる。「フガク」のみ残骸のひとかけらも 発見されないなど不可解な点は残ったが、それは搭載していた20トンを超える大量の 弾薬によるもの(それ自体も爆発の規模から疑問点は残ったが)だとされ、以後追調査 されることもなかった―― ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、トリステイン王国で三指に 入る大貴族ヴァリエール公爵の三女であると同時に、トリステイン王国の貴族の子女たちが 通うトリステイン魔法学院の生徒である。 魔法が使えるメイジであることが貴族の条件とされるこのトリステイン王国にて、その 屈指の家柄に対して魔法の才に恵まれない彼女は、多くの学院生徒のやっかみも 混じったそしりにも折れることのない不屈の精神力を持ち、また魔法実技以外の座学では 優秀な成績を修める人並み外れた努力家でもあった。 トリステイン魔法学院では、毎年春、2年生への進級時にメイジにとって一生のパートナーと なる使い魔を召喚する儀式を執り行う。その儀式の最中、ルイズは自分が唱えた召喚呪文が 引き起こした爆発と、それと同時に聞こえた金属製のゴーレムが地面に崩れ落ちるような 音が煙と一緒に消えた後でも、杖を振った格好のまま言葉を失っていた。 それは一見自分とさして年かさも背丈も変わらない、右手に100サントはありそうな金属と 木で作られた杖を持った、知らない異国の服を着た女の子が力なく両膝をついているようにも 見えた。 けれど、普通の女の子には背中に片方3つずつ風車のようなものがついた、とても飛べそうには 見えない金属の翼など生えていないし、臑が背中の翼と同じ色のひれのようなものがついた 白い金属の鎧のようなもので覆われていて、するりと伸びた足の先、くるぶしから下の人間なら つま先があるべきところに車輪のようなものがついているはずもない。 近づいてみると、自分のピンクブロンドとはまた異なる、きれいな白い髪はすそが広がった ショートカットに切りそろえられ、金の額飾りで飾られた広めの額から両側に流された髪の房には 3つの直線を組み合わせた文字「Ζ」にも見えるデザインの金の髪飾りがついている。 よく見ると背中の金属の翼も外側が深緑、内側が白く塗られ、それにつながるように同じ色の 尻尾が伸びていた。着ている白い服も赤い布で裏打ちされた前あわせの見慣れないもので、 袖の先とスリットがたくさん入ったスカートが水色、スカートの先がちょうど上着と色が逆に なるようなデザインで白くなっている。腕に金具で留められた片方6つの鈍く黒光りする 金属の物体もなんだかよくわからない。スカートをベルトのように留めている、首のチョーカーと 同じような形の金属製の星形のバックルと、ロープと白い紙で構成されたものも何かの 意味があるのだろうか。試しに頬に触れてみると人肌のぬくもりが感じられ、これまで 意識からそらしていた、「巨大な胸のようなもの」が規則正しく上下している…… 「……ミ、ミスタ・コルベール!」 そこまで観察したルイズは「?」が渦巻く思考がまとまるまでの一瞬の間を置いて、 この儀式をとりまとめている中年教師――年齢以上に頭髪が寂しいことになっている―― コルベールに助けを求めた。コルベールは騒ぎ始めた周りの生徒たちに離れているように 指示すると、ルイズのそばにかがんで先ほどのルイズと同じように女の子の頬に触れる。 「……これは、亜人……いや、人間を素体としたゴーレムかガーゴイル……でしょうか? 亜人ではないとすればこれほどのものを制作できるとはいったいどんなメイジなのか…… とはいえ、呼び出した以上は彼女が君の使い魔です。儀式を続けなさい」 コルベールに促されるままに呪文を唱えつつ使い魔とするために口づけをするルイズ。 「相手は亜人の女の子かゴーレムかガーゴイルなんだからノーカンよ、ノーカン」と自分を 慰めていたが、それは突然の甲高い叫び声によって中断された。 「……熱っ!いたいじゃないのよ!……て、ここ、どこ?」 ルイズが声に顔を上げると、先ほどまで力なく膝をついていた女の子が、左手を押さえた まま怒るような混乱するような表情で立っていた。左手を押さえているため杖はこちらに 向けられていないが、見慣れない黒い瞳は明らかに混乱しながらも怒っている。ちなみに 立ち上がった背丈は足の車輪と背中の翼の分だけ相手に分があったのはちょっとだけ 悔しかった…… 「――どれ」 ルイズの横で成り行きを見守りつつ不測の事態に備えていたコルベールが使い魔の 儀式が終了した左手を取る。「よくやった」と言われてルイズはやっと自分が初めて魔法に 成功したことを喜んだが、そのために続けて「――にしても、ずいぶんと珍しいルーン だな……」という言葉を聞き逃していた。 「何勝手に人の手握ってるのよ!ちょっと、聞いてるの?」 コルベールの行動が火に油を注いでいるにもかかわらず、コルベール本人は生徒たちに 各自寮に戻るよう解散を指示していた。それがいっそう使い魔(契約が完了したのだから そう呼ぶことにする)の怒りを招く。 「人の話を聞きなさいよ!……って、人間が空を飛んでる?航空機型の鋼の乙女でも ないのに?」 メイジがフライの魔法を使って空を飛ぶのが珍しいのだろうか。一瞬呆気にとられたような 表情をする使い魔は真顔でルイズに向き直ると「アンタは飛ばないの?」と聞いてきた。 「……う、うっさいわね!わたしたちは歩いて帰るわよ」 恥ずかしさに頬を赤らめ使い魔の顔を見ないようにするルイズ。そのまま本当に歩いて 学院へ戻ろうとするルイズの背中から誰かに抱きしめられる。背中に感じるこのプレッシャー ……あのいけ好かない赤毛のゲルマニア女はもう先に行っている以上、この場にいるのは 自分の使い魔としか考えられなかった。 「……しょうがないわね。この私、ふがくが送ってあげるんだから、感謝しなさいよね」 トーンの高い声がそう告げるが早いか、バババババ……という風を切るような聞き覚えの ない爆音のコーラスが背中越しに響き始める。経験したことのない事態にルイズが慌て 始めると、背中越しに抱きしめられたままの体がふわりと宙に浮いた。 「え?わたし、空を飛んでる?」 「何言ってるのよ。私は超重爆撃機型の鋼の乙女よ。空を飛べなくてどうするのよ。 ……と・こ・ろ・で。あの向こうにある石造りの施設まで行けばいいのね?」 「え?あ……そ、そうよ!」 ルイズが肯定するが早いか。先に行くコルベールや同級生たちと同じ高度を緩やかに 飛んでいた、さっき「フガク」と名乗った使い魔が速度を上げてあっという間に全員を追い抜く。 この速度、あの会話もしたことのない小柄な青い髪の同級生が召喚した、高速を誇る 風竜(ウィンドドラゴン)の幼生より絶対に速い。爆音のコーラスは正直あんまりうれしくない けれど、もしかすると自分は「当たり」を引いたのかも……真っ先に女子寮の入り口前に 降り立ったルイズは、先ほどまでの鬱屈とした気持ちはどこへやら、始祖ブリミルへ感謝の 祈りを捧げたくなっていた。 一方、追い抜かれたコルベールと少年少女たちは、今通り過ぎたものが何か理解できず 呆気にとられていた。例外は2名。今通り過ぎたものが何かを知って心底楽しくて仕方ないと 笑う赤い髪に褐色肌の長身の女生徒と、それとは対照的に無言のまま今通り過ぎたものの 行き先を見つめている青い髪に雪のように白い肌の小柄な女生徒。二人はルイズの後を 追うように学院に戻る速度を上げた。 こうしてルイズは生まれて初めて成功した魔法と、予想以上にすごそうな使い魔を得たと いう余韻に浸りつつ、これからのこと想像して笑みが漏れるのを隠しきれずにいた。 もう「ゼロ」なんて呼ばせない。単に私は大器晩成型だっただけなんだからと、小さく拳を 握りしめた。 そしてふがくは……といえば、ここがどこなのかまだ理解できてはいなかったが、それほど 落ち込んでもいなかった。なにしろ自分は大日本帝国から無給油で太平洋を横断して アメリカ本土を爆撃し、そのまま大西洋も横断して同盟国ドイツへ行くことができるのだ。 航続距離16000kmを誇る大日本帝国の秘密兵器なのだから、地球上のどこだろうと 帰ろうと思えばいつでも日本に帰れる――そう思っていた。 前ページ次ページ萌え萌えゼロ大戦(略)
https://w.atwiki.jp/chaina_battle/pages/795.html
万世一系(ばんせいいっけい)は、天皇の皇位継承について、皇統の一系や天皇制の永続などを主眼とする思想のこと。日本神話に登場する初代神武天皇から現在まで、王朝が断絶することもなく、一貫して天皇家によって日本は統治されてきたとする史観に基づいている。現在では、史実に基づくものか、様々な議論がなされている。 概説 万世一系とは、日本の君主である天皇の地位が、過去一度の例外もなく以下の3つの条件を満たしてきたことを示している。 血統による世襲 男系のみによる皇位継承 皇統が分裂・対立することがない 実際には下記の例にもあるように、皇統が分断する危機があった(大覚寺統と持明院統、他)が、1.と2.については例外は存在しないとされる。 1.について、武烈天皇が後嗣なく崩御し皇統の断絶が危惧されたが、応神天皇5世の孫とされる継体天皇の皇位継承により、血統による世襲は継続した。 2.について、元明天皇から元正天皇への女性天皇同士の皇位継承が行われたが、元正天皇の父は草壁皇子であり、男系による皇位継承である。 3.について、過去に数回皇統が分裂して存在し、室町時代初期には南朝と北朝に分かれて対立する時期が有ったが、後小松天皇の時代に統一された。 根拠とされた日本神話の記述 万世一系が天皇による統治の根拠とされていたのは、天照大神が孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に「この豊葦原水穂国は、汝の知らさむ国なり」(古事記)、「葦原千五百秋瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就でまして治らせ。行矣。宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮り無けむ」(日本書紀)と神勅を与えて葦原中国に遣わし、瓊瓊杵尊の曾孫である磐余彦が初代神武天皇として即位したことによる。すなわち、天照大神が天壌無窮に葦原中国を治めよという神勅を瓊瓊杵尊とその子孫に下したことが、天皇家が日本を永遠に統治する歴史的・法的根拠であるとされた。大日本帝国憲法第1条は、これを明文化したものであるといえる。万世一系は、天皇制において絶対不可欠の基盤を成していた。 戦前での概念 万世一系は、戦前において、共和制や共産主義革命を否定する根拠とされた。また、日本は君民一体の国柄で、他国のように臣下や他民族が皇位を簒奪することがなく、臣民は常に天皇を尊崇してきたとする歴史観を形成した。さらに、日本は神の子孫を戴く神州であり、延いては世界でも優れた道義国家であるとする発想を生んだ。戦前には、国粋主義と結びついて皇国史観という歴史観を形成した。 特に、明治維新以降戦中までの期間には、国家公認の史観として重視され、大日本帝国憲法の第1条にも記載されていた。 疑義・論争 万世一系についていくつかの疑問がなされ、大きな論争に発展した。たとえば、第26代継体天皇や、壬申の乱、南北朝時代などの時点で皇位継承が途絶えているため、万世一系とはいえないという説がある。 戦前の論争 Template see also? 1911年(明治44年)には、国定教科書問題・南北朝正閏論争があった。学校の歴史教科書で「南北朝時代」の用語を使っていた。このことをめぐって、帝国議会で南北朝正閏論が問題化した。それ以降の教科書では、「吉野朝時代」の用語を使うことになった。この問題では、万世一系の概念の中で、皇統の一系(皇統が分立することがない)が問題になった。江戸時代から一般的であった南北朝時代の史観が、明治時代の万世一系では不適当された事例である。また、壬申の乱のような天皇家同士の争いは、教科書に記述がなかった。 この問題のように、南北朝問題は、万世一系や皇国史観が史実に基づいているかを考察するうえで重要な問題である。また、古事記や日本書紀などの古代史の研究が進むにつれて、考古学の成果により初期の天皇の実在に疑問がなされたり(欠史八代)、第26代の継体天皇の即位を王朝交代とする説がなされた現在では、継体天皇は第25代までの天皇とは血のつながりがないとの説も存在する。。このように、戦前・戦後を通じて、歴史学の観点から万世一系が歴史的な事実であるかについて、疑問なされてきた経緯がある。しかし、特に戦前では、不敬罪・治安維持法などの存在などから、皇室の権威にかかわる問題について論争が自由にできなかった。そのため、万世一系を否定する見解を徹底して主張した歴史家や知識人は、決して多くはなかった。 国体との関係 万世一系が天皇制の根拠とされていたので、いわゆる国体の問題でも深い影響を与えていた。天皇機関説論争の際には、神勅が天皇による直接統治の根拠とされた。「国体の本義」でも、神勅や万世一系が冒頭で強調されている。昭和維新を標榜した一連の変革運動でも、君民一体の思想から、天皇による直接支配こそ社会の閉塞をうちやぶるものであり、「君側の奸」がそれを妨げているという主張がなされた。この問題により、万世一系をめぐる論争は、天皇制の問題と結びついて大きな広がりを持つことになる。 現代では、万世一系を重視する人々でも、万世一系が神代から連綿と続く歴史的な事実である、すなわち天照大神などの神々が実在し天皇の祖先になったと信じる人は、神道の信者を除いてほとんどいないようである。他にも、神武天皇や欠史八代の実在や、継体天皇などの血統の継承を疑う人もいる。そのため、皇室の古くからの伝統としての万世一系を尊重することと、万世一系をそのまま歴史的な事実として信じることは、必ずしも同義ではないといえる。実際に、天皇家の血統の継承を疑う人も、天皇の血統や皇位継承の歴史を示し、ひいては日本という国家の特徴を示すものであると主張している。 皇位継承問題 Template main? 愛子内親王が誕生する一方で、皇族の男子が不足している。このため、皇室典範が早期に改正され、女性天皇が誕生する可能性が高まっていた。このことを背景に、皇統の女系天皇を容認しようとする動きがある。だが、万世一系の伝統が断絶するとして、反対する意見もある。 万世一系がうたわれた実例 大日本帝國ハ萬世一系ノ天皇之ヲ統治ス(大日本帝国憲法第一条) 朕祖宗ノ遺烈ヲ承ケ萬世一系ノ帝位ヲ踐ミ朕カ親愛スル所ノ臣民ハ即チ朕カ祖宗ノ恵撫慈養シタマヒシ所ノ臣民ナルヲ念ヒ……(大日本帝国憲法発布の詔勅) 大日本國皇位ハ祖宗ノ皇統ニシテ男系ノ男子之ヲ繼承ス(旧皇室典範第一条) 天佑ヲ保有シ万世一系ノ皇祚ヲ践メル大日本帝国天皇ハ昭ニ忠誠勇武ナル汝有衆ニ示ス(米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書詔勅や外交文書の冒頭では、このように「天皇」に対する修飾語として用いられることもあった。) 大日本帝国は、万世一系の天皇皇祖の神勅を奉じて永遠にこれを統治し給ふ。これ、我が万古不易の国体である。而してこの大義に基づき、一大家族国家として億兆一心聖旨を奉体して、克く忠孝の美徳を発揮する。これ、我が国体の精華とするところである。この国体は、我が国永遠不変の大本であり、国史を貫いて炳として輝いてゐる。而してそれは、国家の発展と共に弥々鞏く、天壌と共に窮るところがない。我等は先づ我が肇国の事事の中に、この大本が如何に生き輝いてゐるかを知らねばならぬ。(「国体の本義」) 脚注 関連項目 皇位継承問題 皇室典範に関する有識者会議 皇統譜 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年2月25日 (月) 01 46。